ご家族の3つ対応について ※パニック障害の患者さんがいらっしゃる場合

 もしあなたの大切な家族の方がパニック障害という病気になってしまったら、どういうサポートができるのでしょうか? パニック障害の患者さんを抱えるご家族へのアドバイスをしたいと思います。

パニック障害には家族の協力が不可欠です

 パニック障害の患者さんは、ある日突然パニック発作という身体的な苦痛と恐怖を伴う症状に襲われ、非常に不安な思いをしています。自分でもどうしていいか分からないし、なぜこんなことになったのか分からない。家族に対して迷惑を掛けてしまうといった負い目も出てくるでしょうし、自分自身でも一体何が起こったのか理解できない状態ですから、どうしても一人で立ち向かっていくことが難しい病気なのです。
 そんなとき、身近な家族がパニック障害の患者さんに寄り添い、温かく見守ってくれたらどれだけ心強いでしょうか。とはいえ、パニック障害という病気は風邪や骨折のように分かりやすいものではないので、家族の方も接し方が分からず、どうしていいのか不安に思っておられることでしょう。
 ですから、パニック障害の患者さんが家族にいた場合の接し方をどのようにしていけばいいのかをわかりやすく話してみたいと思います。

ご家族の方も一緒にパニック障害を理解していきましょう

 まずは、パニック障害という病気が一体どういったものなのか、その症状や原因、治療法にはどのようなものがあるのか、家族の方もパニック障害について一緒に勉強していくことが必要です。そして、接し方ですが、まずパニック障害という病気があること、これは脳の機能障害によって起こる病気で、決して本人の性格も問題とか気のせいではないということを理解していただきたいのです。
 パニック障害は完治可能な病気ですが、どうしても長期化してしまう場合もあります。最初は接し方に注意を払っていても、時が経つにつれて患者さんを責めてしまうような言動を取ってしまうこともあるでしょう。ですから、家族の方もしっかり病気を理解して、サポートしてあげてほしいし、長い目で見てあげてほしいと思います。

パニック障害のことを心配し過ぎるのも厳しくするのもNG!

パニック障害の患者さんは「こんな病気になったのは自分のせいだ」「家族に対して申し訳ない」と、とても自分を責めているものです。そこに追い打ちをかけるように「甘えていないで会社へ行きなさい」とか「自覚を持ってしっかりしなさい」とか「それぐらいは一人でできるだろう」などの責め言葉はNGです。しかし、だからと言っていつも過剰に心配し過ぎるのもよくありません。
 患者さん自身の「よくなりたい」という前向きな気持ちを大切に、調子がいいときは普段どおりの接し方ができるといいですね。そして、一人で外出するのが怖いときなどは一緒に添ってあげると、本人もずいぶん気持ちが安定すると思います。もし、一緒にいるときにパニック発作が起こったら、慌てて救急車を呼んだりせず、普段練習している腹式呼吸などができるように、声を掛けてあげたり一緒に大きな深呼吸をしてあげるなどの手助けができるよう、家族の方も普段からパニック障害に対する知識を学んでおくことが大切だと思います。


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