パニック障害で妊娠しても大丈夫です!

妊娠がパニック障害に与える影響

女性の妊娠・出産とパニック障害はどのように関わってくるのでしょうか。
そもそも、パニック障害に限らず、女性は妊娠すれば不安神経症的なものは症状が軽くなるといわれています。新しい命が自分のお腹の中に宿ったことで女性は強くなるせいかもしれません。また、出産時の痛みに比べたらパニック障害の発作のほうがましだったと語る女性もいるほどです。
実際にアメリカのコロンビア大学教授、クライン博士はパニック障害と妊娠とに関連性があるかという調査を行っていますが、そのときは、パニック障害の女性が妊娠中にその症状がおさまっていたという例が多数あったと報告されています。
では、女性は妊娠中にはパニック障害の症状が出ないのかといえば、実はそうでもありません。妊娠をきっかけにパニック障害が再発したという患者さんの例もまた少なくはないのです。
結局、パニック障害と妊娠についての決定的な因果関係は見られませんが、妊娠という大きな経験が、パニック障害によい影響を与える場合と、悪い影響を及ぼす場合の両方がありえるということです。そして、実際に妊娠してみないことには、パニック障害がよいほうへ作用するのか悪いほうへ作用するのかも解明はされていないのが現状です。

パニック障害の治療薬と妊娠

パニック障害の治療中に妊娠してしまった場合、何が一番心配かというと、やはり飲んでいる治療薬がお腹の赤ちゃんに及ぼす影響だと思います。
妊娠中に薬を飲んだら赤ちゃんが奇形になる・・・といった不安は、パニック障害をお持ちの方以外でもあると思うのです。
サリドマイドという薬を飲んでいた妊婦さんに手足が短い奇形児が多く生まれたことは有名で、そのため、薬イコール奇形児というイメージがあるのかもしれませんが、それは正しい認識とはいえません。

特に、パニック障害の治療に使われている薬で、妊娠中に飲むと奇形児のリスクが上がるといったような薬はないのです。
それより、妊娠したから薬は飲みたくないと言って、勝手に今まで処方されていた薬の服薬を止めてしまうことのほうが危険といえるかもしれません。
お医者さんの指示にしたがって、きちんとした量を飲むことでパニック発作の発生を抑え、立派に元気な赤ちゃんを産む方がほとんどなのです。

パニック障害の方が妊娠中に注意すること

とはいえ、妊娠中はやはり通常の状態ではないことも確か。いくつかの注意点はあります。ただ、それも健康な妊婦さんに対する注意点と何も変わりはないといっていいでしょう。

●できるだけ、いろいろなことに不安にならず、お医者さんの言うことを信じて、日々リラックスして過ごすこと
●服薬の量やタイミングなど、全ては一人で判断せず、きちんと医師と相談すること
●睡眠をきちんと取り、食生活に気を付けること
●どうしても薬の影響が心配な人は、認知行動療法などの治療に切り替えてみる

これらのことに注意しながら、安心して元気な赤ちゃんを産むことに専念しましょうね!

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ