パニック障害の発作の原因は?

 パニック障害が一つの病気として独立したのは比較的最近のことですから、まだ完全にはパニック障害のメカニズムはわかっていません。ただ、「不安神経症」としてひとくくりにされていたころとは違い、パニック障害は脳が正常に機能しないことによって起こるという説が一般化しています。
 簡単に言えば、脳の中には、身に危険を感じたときに多く分泌されて身体に警告をあたえる警報装置の役目を果たす「ノルアドレナリン」という神経伝達物質があるのですが、それが誤作動で危険な状態でなくても警報装置を鳴らしてしまうことから身体的な諸症状が現れるわけです。
 一旦誤作動を起こし、パニック発作という恐怖を味わってしまうと、「不安を感じる→発作を起こす」という連携が脳の中にできあがってしまい、たびたび発作が起こってしまうのです。

パニック障害の発作<状況に依存せず、突然起こる場合>

 パニック障害による発作は、誘発するきっかけとなるものが全く考えられないのに、ある日突然起こるという場合があります。この、きっかけなく突然起こるというのがパニック障害の典型的タイプです。
 いつもどおりの生活をしていただけで、引き金となるような状況がないという場合です。ただ、その後、パニク障害初期のころは発作は頻繁に繰り返されますから、本当に一回きりで終わった場合はパニック障害とは診断されません。

パニック障害の発作<発作が起こった状況に依存する場合>

 ある特定の状況にいるときに起こりやすいという、パニック障害の発作が状況に依存する場合です。これは、電車にに乗っているときに発作を起こすというような場合で、同じ状況でも発作が起こる場合と起こらない場合があります。

パニック障害の発作にはどのようなものがあるのか

 では、パニック障害の中心的な症状であるパニック発作では、身体にどういう症状が現れるのか、具体的に箇条書きにしてみましょう。当てはまるものがあるかどうか、参考になさってみてください。
・心臓が飛び出しそうな激しい動悸がする
・冷や汗をかき、手や足の先が冷たくなる
・手足がふるえる
・口が渇く
・息ができない、窒息しそうな感じ
・心臓や胸が圧迫されるような感じがする
・吐き気、腹痛がある
・頭がフラフラして失神しそうになる
・離人感(自分でない感じ、現実感がない)がある
・死んでしまうのではないかと思う
・腰が抜ける、肩が凝る

 これらの症状が同時に複合的に起こり、数分~数十分続くのです。けれども、それがおさまった後は全く普通と変わりなく、検査等をしても体には異常が見られないというのが、パニック障害なのです。

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