パニック障害への正しい対処法

 パニック障害の方の家族や友人などは、一体どのようにパニック障害と向き合えばいいでしょうか。患者さんがパニック発作を起こしたとき、そばにいる人が慌てないよう、正しい対処法を身に付けておきましょう。
 もし、パニック障害についての正しい対処法をあなたが知らなければ、一緒にいるときにパニック障害の方が発作を起こして突然苦しみ出したら、どうしていいかわからなくなって、きっと怖くなったりオロオロしたりしてしまうだろうと思います。
 けれども、パニック障害という病気は、決して心臓発作のように発作で死ぬ病気ではありません。パニック障害の方と一緒に、そばについて見守っていかなければならない家族や友人たちがパニックに対して正しい認識を持ち、対処法を身につければ、パニック障害の患者さんにとってもきっと心強いことでしょう。
 では、パニックへの正しい対処法とはどのようなものでしょうか。

周囲の家族や友人が気を付けること

 パニック障害の方が発作を起こしたときの正しい対処法は、まず、パニック発作で死ぬことはないという事実を患者さん自身も周囲の人もきちんと理解していきましょう。パニック障害の方が発作に襲われているとき、自分一人ではとても冷静になれませんから、そばにいる人が慌てず、冷静になりましょう。うつ伏せになれる場所ならうつ伏せにしてあげると、自然と呼吸が腹式になるので少し落ち着くでしょう。
 パニック障害の方の背中をやさしくさすってあげながら、呪文のように「大丈夫、大丈夫」と繰り返し落ち着かせてあげてください。慌てて大声で助けを呼んだり、騒ぎ立てるのはかえって患者さんの不安をあおるだけですから避けてください。

パニックで泣いたり叫んだりする場合

 あまりないケースではありますが、苦しさのあまり大声で叫んだり泣き出したりする場合もあります。そんなときは、周囲を気にして止めたりせずに、好きなだけ泣いたり叫んだりさせてあげるのが正しい対処法です。案外、思い切り叫んだり泣いたりした後は、すっきりして気分が落ち着くことが多いようです。

パニックで過呼吸になっている場合

 パニック障害の方が発作を起こしているときは、過呼吸状態になってさらに苦しい思いをしている場合が多いもの。そんなときの対処法は、普段から紙袋のようなものを持参しておくといいかもしれません。紙袋で口をおおってできるだけゆっくり呼吸をさせます。袋の中に吐いた自分の息を吸い込むことで、血中の二酸化炭素濃度が高くなり症状が次第に落ち着いてくるのです。コツは、まずは息を吐ききらせること。すると自然に空気を吸い込むことができます。
 紙袋などがない場合、両手で鼻と口を覆うようにして呼吸をしても大丈夫です。

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