歯医者でのパニック障害に対処する方法

 パニック障害の患者さんの中には、美容院や歯医者、映画館などへ行くのが苦手という人が多くいます。これは、パニック障害に広場恐怖という症状で、例えば、歯医者さんの場合、パニック障害をお持ちでない方でも怖くて痛いイメージがあるものですが、あの治療椅子に長時間座るということで逃げ場を失うという恐怖もともなうわけです。パニック発作が起きたとき逃げられないのでは? という不安があります。
 ここでは、パニック障害の人でも安心して歯医者さんで治療できる工夫を述べてみましょう。

パニック障害の方が歯医者選びで気を付けたいこと

 パニック障害の症状である広場恐怖のために普通に外出するのもままならない状態に加えて、歯医者さんに行かなければならないというのは、パニック障害の方にとってはかなりハードルが高いと思います。けれども、虫歯は放っておいても悪化するだけですし、パニック障害の治療と並行して、できるだけ早期のうちに治療しましょう。
 そこで、パニック障害の方の歯医者選びです。できれば医師がパニック障害に関する知識を持っていることが望ましいと思います。ただ、うまい具合に見つかったとしても、それが近くにあるとは限りません。自宅からかなり遠くて電車などの交通機関を利用するとなると、パニック障害の方ならその段階でくじけてしまうでしょう。なので、まずは自宅からあまり遠くない所を選ぶのがいいですね。小児歯科が一緒にあるところなら、先生が優しいのでおすすめかも。

歯医者さんにお願いしておくこと

 たとえ、パニック障害について詳しい知識をお持ちでない歯医者だとしても、事前に事情を伝えておくことでそれなりの対処ができるものです。自分がパニック障害であること、歯の治療中に発作が起きるか、または具合が悪くなった場合、治療を中断しなければならないこと、もしパニック発作が起こっても、しばらく様子を見てもらえばおさまるので、一旦治療の椅子から下ろしてほしいということなど、あらかじめ予測できそうな事態に備えて、その旨を事前に医師にしっかり伝えておきましょう。
 そして、実際に具合が悪くなったら、遠慮をせずにすぐに知らせる勇気も必要です。パニック障害であることを医師には伝えにくいという場合は、看護師さんのほうに話して医師に伝えてもらうなどするのもいいかもしれません。

パニックを起こしにくい工夫を!

 事前に歯医者さんのほうに事情を話しておけば、ipodなどで普段から聴いている曲を流してリラックスしながら治療できる場合もあるようです。また、笑気ガスという麻酔を法もあります。笑気ガスは亜酸化窒素という甘い香りのする吸入麻酔です。個人差はありますが、恐怖心がなくなって楽しい気分になるので、麻酔注射の痛みや恐怖を感じないで済みます。副作用もなく保険も効きますからパニック障害の方でも安心です。笑気ガスを取り扱っている歯科医院を探すのも一考だと思います。
 また、歯医者さんの待合で長時間待っているのがつらい場合もありますから、完全予約制で待ち時間の少ないところを選ぶのもいいでしょう。

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