パニック障害で処方される「デバス」の効果と副作用

パニック障害の予期不安に有効なデバス

パニック障害の治療に使われるものには、大きく分けると「抗うつ薬」と「抗不安薬」の2種類があるとお話しました。

パキシルに代表される抗うつ薬はセロトニンの量を増やして精神的な安定をもたらしてくれますし、抗不安薬は、不安や緊張を取り除くのに効果的です。商品名で言えばデバスがパニック障害の治療薬として一般的に多く使われているようです。パニック障害の症状の中でもパニック発作や予期不安に有効とされています。現在約20種類の抗不安薬が出回っています。

パニック障害に有効なデバスは、いわゆる精神安定剤とも呼ばれ、不安や緊張を体から取り除いてリラックスした状態にしてくれます。これは、パニック障害とも関係する脳内の伝達物質である「GABA」という物質とほぼ同じ働きをしてくれると言われています。

パニック障害の治療薬としてのデバスの効果

パニック障害に使用されるデバスをはじめとする抗不安薬は、そのほとんどがベンゾジアゼビン系化合物です。デバスが広く使われている理由としては、一番に即効性が、二番目に安全性が挙げられるでしょう。安全性の面で言えば、もしデバスを誤って大量に飲んでしてしまったとしても、命にかかわるほど重大な事態にはならないと言われています。
また、デバスはパキシルと違って即効性があるのもメリットで、特にパニック障害の症状の中でもパニック発作や予期不安を抑えるのに効果を発揮します。

パニック障害の治療薬としてのデバスの副作用

パニック障害の治療に有効な薬として広く使用されているデバスですが、一方で、デバスには副作用もいろいろとあるようです。代表的なものとしては、眠気、ふらつき、倦怠感、脱力感、めまいなどです。これも人によって個人差のあるところですが、ひどい人になると、うまく歩けなかったり、ろれつが回らない、口が渇く、頭痛がする、場合によっては黄疸が出るなどの肝機能障害を起こす可能性もあるようです。

パニック障害の治療に際しデバスを常用すると耐性、依存性ができてしまうことでも知られています。
つまり、長期間デバスを使用すると体が慣れてしまい、薬の効きが悪くなってしまうのです。さらにデバスは、飲み続けていると依存性が出てきてしまい、止められなくなる人もいるようです。無理に服薬を中止すると禁断症状が出ることもあり、パニック障害の治療へ支障が出かねません。

また、デバスを服薬すると眠気があったり注意力が散漫になったりすることもあるため、服薬中は自動車の運転なども避けたほうがいいでしょう。

最初に安全性の面で優れていると言いましたが、やはり薬ですからいろいろな副作用があることは否めません。ただし、医師の処方をきちんと守ってコントロールできれば、パニック障害の治療薬としてデバスが有効な効果を発揮してくれると期待されます。

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パニック障害で処方される「パキシル」の効果と副作用

パニック障害で処方される薬のいろいろ

パニック障害の治療に有効な薬にはどのようなものがあるでしょうか。パニック障害の治療薬には、通常大きく分けて「抗うつ薬」とよばれる薬と「抗不安薬」とよばれる薬の2種類があります。
パニック障害で最初に現れる症状「パニック発作」は、薬でほぼ完全にコントロールできると言われています。つまり、早期の段階でパニック障害に気付き、適切な病院を受診して自分に合った薬を処方してもらえれば、ほぼ100パーセントパニック発作は止められるということです。

パニック障害の治療に使われるもっとも有効な薬がパキシルとよばれる薬です。パキシルは抗うつ薬で、セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)です。現在の日本では、このパキシルがパニック障害に対する抗うつ薬としてもっともポピュラーなものとなっています。

ここで少しセロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)の説明をしておきましょう。
脳内にはセロトニンという神経伝達物質があり、この物質は、神経細胞内で作られ放出された後、再度同じ神経細胞に取り込まれるという性質があり、セロトニンのバランスが取れていることで精神的な安定が保たれており、パニック障害とは密接に関係しているものです。

パニック障害は、脳内のセロトニンが低下してくることで起こるので、パキシルなどのセロトニン再取り込み阻害剤を服薬することで、そのバランスを正常な状態へ戻すことができるわけです。

パキシルの効果について

では、パキシルの効果、特徴について説明していきましょう。
パキシルは、パニック障害の治療開始直後や、急に服薬を中止してしまった場合などに多少不快な症状が出るものの、パニック障害の薬として一番効き目があり、長期間使用しても体に害のない優良な薬として使われています。ただし即効性はありません。

個人差はあるものの、服薬をはじめて効果が出始めるまで2週間くらいはかかり、大体1カ月くらいすると効果が安定してくると言われています。遅い人では安定してくるのに2~3カ月かかるという場合もあります。

また、体に十分なセロトニンが蓄積されていくまでは長期的に服薬を続ける必要があります。発作がおさまり予期不安などの症状がなくなった後も、1年ぐらいは徐々にパキシルの量を減らしていきながら服薬を続けることが大切です。

パキシルの副作用について

次にパキシルの副作用についてです。これには個人差がありますが、通常一番ひどく出る時期はパキシルの服薬を開始してから1~2週間後です。その時期を過ぎれば徐々に副作用はおさまってくるでしょう。

症状としては、吐き気やめまい、眠気などです。また、人によっては口が渇く、便秘になる、食欲が落ちるといった症状を訴える人もいます。
それから、パキシルの服薬を急に中止してしまうと、めまい、ふらつき、吐き気、頭痛、体がだるいといった離脱症状が現れることがあります。

ですから、パニック障害の治療でパキシルを使った薬物治療を行うときは、必ず医師の指示にしたがって処方された量を指示されたとおりの期間服薬することが大切になってくるのです。

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パニック障害を治すお薬

 パニック障害の治療は薬を使った対症療法的な治療と、認知行動療法のような実際に体を動かすことで症状に立ち向かっていく治療を並行して行っていきますが、ここでは、パニック障害の治療薬としてポピュラーなものについて、その有効性や副作用の有無などを説明していきましょう。

薬がパニック障害に有効なわけ

 パニック障害の治療には薬が非常に有効だとよくいわれるのにはどういった理由があるのでしょうか。それは、パニック発作が薬でコントロールできるからです。パニック障害の原因については100パーセント解明されたわけではなくても、しくみとしては、脳内にある危険を知らせる警報装置の役割をする神経細胞が、何らかの理由によって誤作動を起こし、危険な状態ではないにも関わらず警報を鳴らしてしまうことで、体が発作という反応を起こしてしまうということがわかっています。神経細胞はある一定量の刺激では反応しませんが、一定量を越えて刺激を続けて興奮が高まってくると、次第に興奮の度合いが低くても興奮が引き起こされるという性質があるのです。
 ですから、薬によって興奮を鎮めることで非常事態を平常な状態にし、発作を止めることができるわけです。
 パニック障害の治療では、第一にパニック発作を抑えることが必要です。一般に抗うつ剤と抗不安剤の2種類を使用します。

抗うつ薬のメリット、デメリット

 日本でパニック障害の治療に使われる抗うつ剤の代表はSSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬)です。現在パニック障害の第一選択治療薬です。セロトニンという脳内にある不安を抑えてくれる神経伝達物質を増やし、パニック障害の症状を改善させてくれます。副作用が少ないことがメリットで長期間の服用も可能です。特に広場恐怖、うつ症状には非常に有効です。
ただ治療効果が出るのが遅いというデメリットもあり、パニック発作の抑制自体にはあまり効果がないともいわれています。パキシル、ルボックス、デプロメール、ジェイゾロフトなどがあります。

抗不安剤のメリット、デメリット

 パニック障害の治療で抗うつ薬とともに使用されるもう1種類は、ベンゾジアゼピン系抗不安剤で、これはうつ病の患者さんに使うのと同じものです。パニック障害の症状のうち、パニック発作と予期不安に対して有効です。使用効果が早く出ることがメリットです。
しかし、デメリットとして多少の眠気、食欲不振、吐き気などの副作用を伴います。また、常用すると依存症になったり、使用をやめると禁断症状が出るといった怖さももっています。コンスタン、ソラナックス、ワイパックスなどがあります。

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