パニック障害の吐き気について

予測不能なパニック障害の吐き気

パニック障害の症状の一つであるパニック発作。パニック発作の症状にはいろいろありますが、おもなものとして上位に挙げられるのが、激しい動悸、胸痛、めまい、吐き気などです。
ふつう、吐き気が起こる原因としては何が考えられるでしょう。胃腸炎などの病気にかかったり、お酒を飲み過ぎても吐き気をもよおしますよね。ひどい頭痛のために吐いてしまうこともあります。ただ、ふつうは吐き気が起こる原因は特定できるものだと思います。

けれどもパニック障害で起こってくる吐き気には、これといった原因がありません。パニック障害の症状は、どれも思い当たるふしがないのにある日突然起こるものなのです。そんなパニック障害で起こる症状の原因をあえて表現するとしたら、漠然とした不安・恐怖からくるものといえるかもしれません。

パニック障害の吐き気はなぜ起こるのでしょう

先にも述べたように、パニック障害の吐き気には、これといった理由がありません。ただ、パニック障害自体が起こる原因は脳の誤作動だと言われています。
人間は、危険な状態がせまったときには防衛本能が働いて危険を察知し、それを避けようとします。このとき、脳の中で警報装置が鳴り響くわけですが、パニック障害はなんらかの理由でこの警報装置が誤作動を起こすために、危険でないのに体が危険だと反応してしまうのだと言われています。
パニック障害で吐き気がするのは、消化器系の働きが一時的に落ちるからという説もあります。つまり、危険を察知した体が一旦消化器系の働きを落とすことで、それに要するエネルギーを減少させ、そのぶん危険に対処できる(走って逃げるなど)エネルギーに回すためなのです。消化器系の働きが落ちることでなんとなくお腹がいやな感じがしたり、吐き気をもよおしたりするのです。

パニック障害で吐き気が襲ってきたときの対処法

では、パニック障害で吐き気が襲ってきたとき、どのように対処すればいいのでしょうか。
パニック障害に限らず、病気のときに処方される吐き気止めのお薬があるのはご存知ですよね。そういう薬を飲むというのも一つの方法だと思います。実際に服薬することはなくても、「薬を持っている」という安心感だけであのいやな感じをやり過ごすことができる場合もあるでしょう。

また、ハンカチやタオルなどにアロマなどよい香りのするものを染みこませたものを常備しておき、やばいな・・・と思ったらそれを鼻に当てるというのもいいでしょう。また、空気のいい場所で深い呼吸をゆっくり続けることで吐き気がおさまるという方もいるようです。

パニック障害の吐き気というのは精神的不安からくるわけですから、なるだけ緊張やストレスを溜めないようにし、あせらず余裕をもって行動できる習慣がつくとだいぶおさまってくると思います。

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